印刷 大勢の鉄道ファンに見送られ青森に向け出発する寝台特急「日本海」=16日午後5時47分、JR大阪駅、矢木隆晴撮影 大阪と青森を40年余り結んできた寝台特急「日本海」の最終列車が16日夕、大阪駅を出発した。約2千人の鉄道ファンが駆けつけ、引退を惜しんだ。これで大阪発のブルートレインはすべて姿を消す。 午後5時47分、列車が動き出すと、「ありがとう」という叫び声がホームに響き渡った。 20代の頃、北海道旅行のため毎年乗ったという大阪府摂津市の坂口八寿生さん(60)は、カメラを携えて乗り込んだ。「『日本海』は私にとって青春の思い出。時代の流れで仕方ありませんが、惜しいです」 「日本海」は1968年から寝台特急として走ってきたが、利用客は約20年前の4分の1に減り、廃止が決まった。 購読されている方は、続きをご覧いただけます