米ニンブラは2010年12月15日、記者向けの説明会を開催し、LinuxベースのクラウドOS「Nimbula Director」の正式版を2011年前半に市場投入することを明らかにした(写真)。Nimbula Directorは、Debian GNU/Linux 5.0などに仮想化ソフトや管理用ソフトを統合したOSパッケージ。企業が自社のネットワークシステム上にプライベートクラウドを構築する目的などで利用できる。 Nimbula Directorが備える特徴の一つに、「徹底した自動化」が挙げられる。例えばインストールの際に、ユーザーは物理サーバー1台に光学メディアを使ってNimbula Directorを導入し、基本的な設定をするだけでよいという。 設定後、ネットワーク上のほかの物理サーバーをPXEブート(ネットワークブート)で起動すると、Nimbula Directorが自動認識し、プッ