▼岩波書店の新刊案内メール「自然科学書案内/2012年12月号 vol.#0024」の冒頭に、こうあった。 今月は総選挙の月であり,東京都民の方は同日に知事選挙もあります.乱立する政党や候補者の主張の違いは,素人にはなかなかわかりづらいもの.そのモヤモヤした気分をふっきるため,つい性急にクロシロつけたくなるのが人情ですが,それは危険です.科学の文脈では,「わかる」とは質的に異なる次の質問を用意できてこそ,わかるといえます.それにならえば,なぜそう評価するのかと自問してみることが先決なのです.(Y) ▼今回の選挙は、おそらく少なからぬ人がそうだと思うのだが、誰に、どの政党に投票するのがベターなのか、判断が難しい。だから、えいやーで決めてしまいたくなるが、それではいかんと。あるいは、自分がなぜそのように判断してしまったのかまずは自分に問えと。 ▼もっとも、問うたところで、自分自身の気持ちに近し