中村時広知事は、新型コロナウイルスの新たな感染者を発表した25日の臨時会見で、県内の感染状況などに触れた塩崎恭久衆院議員(愛媛1区、自民)の自身のホームページ(HP)での発信内容などを取り上げ、「家族の意向を踏まえ、県で公表していない亡くなった方の個人情報、入院先の医療機関名まで公表されており、大きな問題がある」と苦言を呈し、削除と関係者への謝罪を求めた。削除するよう自民党県連の渡部浩幹事長に申し入れたとも明かした。 塩崎氏は「ほんのわずかな接触でも感染拡大のリスクがあることを大勢の方に理解していただくために、接触態様について必要な記載をした」とのコメントを文書で出した。「罹患(りかん)者のプライバシーへの配慮から個人名や未公表の施設名などは伏せている」と説明している。 塩崎氏の24日付のHPでは、患者が一時入居した高齢者施設が、入居者と職員の全員のウイルス検査を松山市保健所に要請したが断