平和記念公園(広島市中区)の芝生広場の芝の一部が枯れ、土がむき出しになっている。南北に走る通路を挟んで東側のみに見られ、西側に異常はない。通常は立ち入り禁止としており、広島市が原因調査に乗り出した。 芝生広場は、8月6日の平和記念式典が行われる場所。公園を管理する市緑政課によると、1995年に全面張り替えをし、それ以降も随時手入れをしている。芝生の養生などのため記念式典以外は人の立ち入りを認めておらず、今年の式典以降に芝が荒れたとの情報もなかったという。 29日に市が現地を調べたが、原因は特定できなかった。しかし、この数日の天候不良で芝生に水たまりができ、菌が繁殖して芝が病気になった可能性があるという。今後、薬剤を散布して生育状況を見るという。【山田尚弘】