Connecting decision makers to a dynamic network of information, people and ideas, Bloomberg quickly and accurately delivers business and financial information, news and insight around the world.
7月22日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)はギリシャへの今後の融資実行を停止し、これにより同国が9月に支払い不能に陥る可能性が強まる、と独誌シュピーゲルが伝えた。匿名の欧州連合(EU)当局者を引用している。 同誌によると、ギリシャへの支援プログラムに関しては、融資条件の履行状況の審査が終了していないが、IMFと欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)の代表団には、ギリシャが2020年までに公的債務の削減目標を達成できないのは既に明白だという。 同誌はギリシャが目標を達成できないことは同国が100億-500億ユーロの追加支援を必要とすることを意味し、IMFやユーロ諸国数カ国は受け入れる準備ができていない結果となる可能性があると報じた。 同誌によれば、ユーロ圏の指導者は恒久基金である欧州安定化メカニズム(ESM)が稼働するまで同国の財政を支えることを望んでいるが、ギリシャのユーロ離脱
6月22日(ブルームバーグ):ギリシャの新政府は緊縮実施のペースについて幾分の譲歩を欧州から引き出せる可能性があるものの、最終的にはユーロ圏を離脱する公算が大きい-。シティグループのチーフエコノミスト、ウィレム・ブイター氏がこのような見方を示した。 同氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)への寄稿で、ギリシャ国内で緊縮と改革への反対がかつてないほど強く、それと同様にドイツなどユーロ圏中核国のギリシャ救済への反感も強いと指摘した。 ギリシャ離脱の流れは、欧州連合(EU)の欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)がギリシャは意図的に救済合意に反したと宣言し、融資の実行を停止するところから始まる可能性があるとも述べた。 原題:Greek Exit Will Trigger Fight to Save Euro, Buiter Writesin FT(抜粋) 記事に関す
6月13日(ブルームバーグ):イタリアのモンティ首相は増税が裏目に出始める兆候を目の当たりにしている。 今月5日に公表された政府統計によると、イタリア経済がリセッション(景気後退)に陥りつつある中、ベルルスコーニ前首相が昨年9月に付加価値税(VAT)の税率を1ポイント引き上げて以来、同税の受取額は減少。4月末までの1年間の徴収額は2006年以降で最低に落ち込んだ。 財政目標の達成を目指すモンティ首相にとって、適切な赤字削減の組み合わせを見いだすことは、イタリアが欧州金融危機で最大の犠牲者になる事態を回避する上で極めて重要。欧州全般に財政緊縮策への反発が広がり、不況で社会保障費は増大しているだけに、モンティ首相は緊急にイタリア経済の競争力向上に取り組む必要に迫られている。 ハーバード大学のアルベルト・アレジーナ教授(政治経済学)は「この政府は増税し過ぎた」と述べ、「歳出を減らす方がはる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く