課長「2つの考え方をミックスすれば、こういう配分が妥当でしょうか」 部長「なるほど。総合的に考えれば1課は9億円が妥当かもな」 いかがでしょう。議論に深みが出ますし、何より部長の心象や納得感が違います。なぜなら、相手も自分と同じように「部全体の配分」という視点で考えたうえでのコミュニケーションだからです。 目指す着地点は同じ「1課の目標は9億円」でも、コミュニケーションの仕方で、こうも展開は変わってくるものなのです。 ビジネスにおいて、何かを配分するという行為には、論理的かつ数字で説明できる根拠があるはずです。部門ごとの予算配分や人員配分などはその代表的なものでしょう。ならば、その調整をするのであれば当然その根拠に対して、論理的かつ数字で説明できるようなアプローチをしなければなりません。数字で考えている相手に、数字を持ち出さずしていったいどう交渉するというのでしょう。 だから、「1つ上の目
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