【江南 出歩き困難な高齢者・障害者向け】 ●貸出期間2倍・手紙で交流も 江南市立図書館の高齢者や身体障害者への宅配サービスで利用者が年々増えている。図書館は「サービスを知らず、潜在的に利用したい人はもっと多い」として、市とも連携しながら、さらに利用者を増やしていきたい考えだ。 同館がこのサービスを始めたのは、指定管理者制度が導入された2007年度。ビルメンテナンスなどを手がける名古屋市の会社が図書館の運営管理に携わっている。 開館時間延長と併せて、図書館に出向くのが困難な高齢者や身体障害者を対象に「宅配」を提案したのがきっかけでサービスが始まった。宅配は図書館職員が通常業務の合間に担当している。 対象は、65歳以上の高齢者か身体障害者手帳(2級以上)の所持者。これ以外でも、状況に応じて相談に乗る。貸出冊数は一般と同じだが、期間は4週間と2倍だ。初年度8人だった利用者も18人まで増