モールスの覚え方って、 結局のところ、聞いて覚えるしかないわけで。 かつては、戦前戦後のモールス全盛期から、パソコンが台頭してきた平成の最初の頃においても、モールスを教えてくれる訓練所での学び方といえば、教官が叩く縦振り電鍵のモールスをその他大勢の生徒が一斉に聴き取り、そして一心不乱に電報用紙に書き取るという繰り返しでした。 今なら、電鍵を叩く教官がパソコンを使うということになるでしょうか。 モールスの覚え方の中には、語調法という方法もありますが、これは絶対にお勧めできません。例えば、「ハ」なら「ハーモニカ」と覚えるなど、頭の中で余計な変換が入るため、速度が速くなっただけでお手上げ状態になってしまいます。 ハムの和文交信は、紙に書かずに暗記受信だけで行われるため、語調法は不適切なのです。 確かに、語調法を用いると、覚えるだけなら断然早いですし、実技試験がなくなった今の試験制度において、ただ