theoryに関するnamako8のブックマーク (10)

  • WEB評論誌「コーラ」4号/「新・映画館の日々」第4回:私たちは「表象の横奪」論をほってはおかない

    やおい/BLは、主にレズビアン/ゲイ・スタディーズの分野から批判的に評価されてきた。ゲイにファンタジーを押しつける、ゲイを「一角獣のような幻の存在」として描いており「不愉快」である、男性同性愛者の性を商品化した差別表現であるなどと批判されてきた。これらをまとめて表象の横奪(the appropriation of representation)の問題と呼んでおく。 (石田仁「ほっといてくださいという表明」 『ユリイカ』2008年12月臨時増刊号 総特集BLスタディーズ)> 1 それは〈私たち〉にとって何であるか 稿の表題はエピグラフとして引いた石田論文への応答というよりは軽くガンつける挨拶するくらいのつもりでテキトーにでっち上げられたものだが、ここでいう〈私たち〉とは、論文に慣用的に使われて嫌う人もいる(私はけっこう好き)一人称複数ではなく、具体的な二者を指している。むろん、読む人は

    namako8
    namako8 2008/06/19
    「男が(そして男同士の関係が)理想的な高みへの飛翔を目指すその分、取り残される女たちは対照的に、粗野で、惨めで、「現実的」でなければならなかった」/女性性から離脱したものとして想定される「クィア」
  • 「赦し」の残酷さ - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    ある方にご紹介いただいて、「赦し」について聖書で述べられている箇所を読んだ。「マタイの福音書」18章21-35節である。 その時、ペテロが、イエスのそばに来て尋ねました。「先生。友だちが私に罪を犯した場合、何回くらいまで赦してやればいいでしょうか。七回でしょうか。」 イエスはお答えになりました。「いや、七回を七十倍するまでです。 天国は帳じりをちゃんと合わせようとした王にたとえることができます。清算が始まってまもなく、王から三十億円というばく大な借金をしていた男が引き立てられて来ました。その男は借金を返すことができなかったので、王は自分の身や持ち物全部を売り払ってでに返済しろ、と命じました。 ところが、男は王の前にひれ伏し、顔を地面にすりつけて、『ああ、王様。お願いでございます。もう少し、もう少しだけお待ちください。きっと全額お返しいたしますから』と、必死に願いました。 これを見て、王はか

    「赦し」の残酷さ - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
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    namako8 2008/06/19
    「異教徒こそを赦せ」/これってまさしくキリストのような気もする(汝の隣人を愛せよ)。旧約の神と新約のイエスとは同じではない(と思う)けれど。
  • inumash氏へ、「観客席なんかありません」 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    inumash氏からのトラックバック。>http://d.hatena.ne.jp/inumash/20080401/p1 論理の筋道の問題と運動論の問題を摩り替えている、というところは、あちこちで指摘されているとおりだけど、ではなぜこれを摩り替えてはいけないのかというところを付け加えておく。つまり、この種のすり替えは、「運動論として」ダメなのだ、ということ。 だから、例の批判に対して“リソースは有限なのだから”と回答するだけでは不十分なんじゃないかと思うんだよね。単に「左派を叩きたいだけの人」を煙に巻く分にはいいけど、普通に「左派に期待している/いた人」には不誠実に見えるんじゃないかな。 その「左派に期待している/いた人」ってのは、一体誰のことで、今、何をしているんだ?「期待している」というからには、外部にいるんだから、左派じゃないんだよな。かつ、「左派を叩きたいだけの人」、つまり敵でも

    inumash氏へ、「観客席なんかありません」 - モジモジ君のブログ。みたいな。
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    namako8 2008/04/07
    「観客席」批判は同意。しかし、その行動の欠如をではなく、「行動しない」という行動の効果をこそ、批判すべきか。さもないと「行動しない」という行動が「抵抗」になる可能性を「運動論として」見落としそう
  • 和光大学YASUKUNIプリンスホテル、コケコッコーの政治と不正義のアウトソーシングについて - (元)登校拒否系

    このブログを以前から読んでくださっている方はお気づきのように、反自由党はid:mojimojiさんと敵対関係にあります。もちろん革命が成功したら思想改造キャンプで対応させていただくつもりです。けれども↓のid:inumashさんへの反論記事でmojimojiさんがとてもいいことを書かれたので、グランドプリンスキャンプ高輪のVIPルームを用意させていただくことを先ほど党幹部会で決定しました。 inumash氏へ、「観客席なんかありません」 (前略) 問題が「みんなの」問題であるなら、「みんなの」問題に対して誰かが何かをやることを期待したり、やらないことに失望したりするお前は一体何者だ、ということになる。この、問題に対して外部に立っているつもりの「期待/失望する人」とは、つまりは、政治的にノンアクティブな自称「普通の人」、自称「市井の人」だろう。そして、「政治的にノンアクティブである」=「ノン

    和光大学YASUKUNIプリンスホテル、コケコッコーの政治と不正義のアウトソーシングについて - (元)登校拒否系
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    namako8 2008/04/07
    「あたかも人間であるかのように行動せよ」/「建前」や「偽善」とは本来そのようなものであるべきだと思う。「人間としての行動」が何なのか、正確には分からないとしても(あるいはだからこそ)。
  • これは興味深い「注BLです」。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない

    aya-meさんのブログで愉快なものを見させてもらいましたので、以下に紹介。 「注 BLです。」の帯で遊んでみた | ゲイ&腐男子のBL読書ブログ いやー、これは面白い。確かにイカニモなBLにこの帯を付けたとしたら「言わなくても分かります」というリアクションが来るのは容易に想像出来ますね〜。その他にも、notBLに付けるとしても、後者と前者では、そのパフォーマンスの意味合いが変わってきますし、もしくはゲイカルチャーのにつけるのでもやっぱり意味合いが変わるのでしょう。<これはたとえば同性愛表象を「BL」という名前が代行・代表することの行為性に似ているのかもしれない。そしてその行為に憤慨する声も、あるはずだ。 さてさて、えー、チョット今エントリの全文章を書き上げてみたのだけど、無駄に長くなったので要約を先に置いときます。ので、長くなった方は読みたい方だけご覧になってください。 先日私はニ

    これは興味深い「注BLです」。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない
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    namako8 2008/04/03
    面白かった/「どの「ホモ」がどこに棲むことを良しとされるのか?」/良しとされないところに登場してみせるのが本文で言えば「注BLです」であり、つまりクィアな読みの特性だろうと思う。
  • Who’s Afraid of Big Bad Male Nude? | ロワジール館別館

    宮城県・黒石寺の“裸祭”蘇民祭のポスターがJR東日に掲載拒否された一件はまだ記憶に新しいが、その理由は、JRの男性課長の言葉として最初に報じられたものによれば、胸毛などは「女性のお客様」が不快に感じるのでセクハラにあたるというものだった。事態を紛糾させた一因はこのセクハラという言葉にあったろうが――ポスターの写真を見、その記事を読んで最初に思ったのは、逞しい裸男が上を向いて口をO字型に開けたこの写真が、担当課長のホモフォビアを刺戟したのではないかということだった。これを見て女性が不快に感じるだろうか? もちろん、不快と思う人もいようが、「女性」なら不快に感じると決めつけられ、それを公然たる理由にされたことが私には不快といえば不快だった。 「セクハラ」にあたるポスターとはどんなものか? レイプを連想させるとして問題になった三楽のCMと言ってももう知らない人が多かろうが、私はリアルタイムであ

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    namako8 2008/04/02
    「ホモセクシュアル・パニックが掻き立てられたとき、『女のせいにする』」/これは的確。自分でこのように言語化しそびれたのが悔しいです。
  • Amazon.co.jp: 女が女を演じる―文学・欲望・消費: 小平麻衣子: 本

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    namako8 2008/03/26
     tylerのfemale impersonationと読み比べること
  • BLのポルノグラフィックな表現を読む<私>の中から見つけ出す。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない

    http://d.hatena.ne.jp/m-abo/20080321/1206115370 男の肉体を舞台に、女性的な官能描写がなされていて、その描写の強さが、女性読者ばかりか男性読者の僕までも、官能のありようの違いを乗り越えて巻き込んでいった……そんなふうに、当時の僕には思えてならなかったのです。 実は今回私が書き連ねる事柄は、元記事の内容の筋とは無縁なのだけど(すいません)、我が事について思う事があったのでメモ。あ、ちなみに私は『間の楔』は読んでないのでちょっと疑問には答えられません…。<古典にはとことん弱いのだだです。 m-aboさんはJUNE小説を読み込む事で、かつての自分とは異なる“女性的な官能”を感じたと仰るのだけど、そことは少し別のこの部分を読んで、私はドキリとした。 達する寸前ではぐらかされ、また責められてははぐらかされ…といった性技のなりゆきは、むしろ女体に対するそ

    BLのポルノグラフィックな表現を読む<私>の中から見つけ出す。 - 腐男子じゃないけど、ゲイじゃない
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    namako8 2008/03/26
    BLの官能がヘテロの模倣であるとすれば、そこにいかにクィアな可能性を見いだすのか、という問題設定/「「BLは異性愛の模倣」なら…」/模倣だからこそ逸脱する(@のだとは思うけれども
  • http://cmasakjp.wordpress.com/2008/03/03/%E3%82%AF%E3%82%A3%E3%82%A2%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%A8%E3%83%9C%E3%82%AF%EF%BC%88%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%81%93%E3%81%AE%E9%9D%92%E3%81%84%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%EF%BC%89/

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    namako8 2008/03/07
    「理論は…世界がどうなっているのかを説明するために…『こういう世界になったらいいな』と思う世界を作って行けるように、存在する」/秀逸
  • 「ラカンはこう読め!」/スラヴォイ・ジジェク - 空中キャンプ

    スラヴォイ・ジジェク新刊。ついに、ジジェクが語る "How to read Lacan" である。結婚式には白のスーツでキメる男、ジジェク。あのスロヴェニアのおっさんが、ラカンを直接的に解説してくれるのだと期待が高まった。ラカンはきわめて難解だといわれている。巻末には、ジジェク人による読書リストがついているが、ラカンの主著「エクリ」について、「いきなりエクリを読みはじめても、何ひとつ理解できないだろうから」とはっきり書いている。何ひとつって、ねえ。なかなか踏み出しにくいラカン思想の第一歩をどうにか、という気持ちで、このを手に取りました。 とはいえこのは、「象徴界ってこういう意味ですよ」「対象aとはこれを指します」といったたぐいの解説ではまったくない*1。むしろ、ラカンを使えばどのように現実を解釈できるのか、ラカンを通じて見る世界はどのようなものなのか、ラカン思想の具体的な使用法とで

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