感染者に対し根拠のない中傷をしないで-。高校生らに感染が広がった神戸市は20日、感染者やその家族への中傷をやめてほしいと呼び掛ける矢田立郎市長名のメッセージを発表した。 市によると、感染者や家族への追跡調査を行ったところ、生徒が携帯サイトで名前を出されたり、きょうだいが学校で暴言を浴びたりしてつらいという訴えが数件寄せられたという。 学校関係者からは、爆破予告されるなど学校自体も被害に遭っているとの報告もあった。 保健福祉局の桜井誠一局長は「季節性インフルエンザに似て病原性は低いことなど正確な情報を理解してほしい。決してあってはならないこと」と話した。