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2010年5月7日のブックマーク (2件)

  • 円満な韓国併合像と併合反対運動 - 日本近現代史と戦争を研究する

    ■森田芳夫『国史と朝鮮』(緑旗連盟、1939年) 緑旗連盟は、1933年に京城で結成された社会教化団体である。森田は、京城帝大の朝鮮史学科出身であった。書の肩書きには、「緑旗日文化研究所員」とある。 書は「今日の朝鮮問題講座」シリーズの第6巻に当たる。全十八章で、第一章、日の建国神話から始まり、古代から近代まで日と朝鮮を対比する形で論じられ、第十七章が韓国併合となっている。 第十七章では、円満な韓国併合像をもって併合が叙述されている。そのポイントは、以下の三点である。 一進会による合邦の請願があったこと 明治天皇が韓国併合の詔書を渙発したこと 歴史的に朝鮮が脆弱性を有する一方、隣国に強力な日が存在すること 1.に関しては、「一進会員百萬」、「大韓商務組合(七十三萬人の会員を有する行商人の団体)」、「漢城普信社(二千二百四十名の会員)」とされるように、読者に請願支持者の拡がりを印

    円満な韓国併合像と併合反対運動 - 日本近現代史と戦争を研究する
    namawakari
    namawakari 2010/05/07
    同じシリーズなのに、編集は何をやっていたのだろう。
  • 計量分析におけるミクロとマクロ - 社会学者の研究メモ

    このエントリは関心のない人は読まない方がいいかもしれません。(頭が痛くなるわりにそれほど重要な話でもないので。) 計量分析の世界では、しばしば「性別」や「学歴」が個人レベル変数で、たとえば国の特徴を表す変数(「社会支出のGDP比」など)がマクロ変数だと考えられています。結論から言えば特に問題はないのですが、ではどうして後者がマクロ変数なのかと考えはじめると、意外にややこしい説明が必要になります。 しばしばなされる説明は、マクロ変数は「集団の特性」を示す、というものです。たとえば教育社会学でしばしば利用される学校データだと、個人の特徴(性別、出身家庭のSES、エスニシティなど)に対比して学校レベルの特徴(生徒数、男女比、公立か私立か、学校の人種構成など)がマクロである、と理解されています。 しかしここで「集団の特徴だとマクロレベルだ」と考えると、性別やエスニシティがなぜミクロレベルなのかがう

    計量分析におけるミクロとマクロ - 社会学者の研究メモ
    namawakari
    namawakari 2010/05/07
    ミクロ/マクロの恣意性について。