http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1468-0068.2010.00770.x/abstract Kahane, G. (2011) Evolutionary Debunking Arguments *Noûs* 45, 1, pp. 103–125. ・我々の道徳的信念と、その起源に関する進化論的説明のあいだには、一種の緊張があると思われる。つまり、価値的信念の進化的起源、その信念の正当性を崩すという議論が存在する(「進化的暴露論法」)。 I 暴露論法 ・「暴露論法」とは、ある信念の形成過程が真理を追跡していないことを指摘し、その信念の認識論的な正当性を崩すものである。ある信念形成過程が真理を追跡していない事を認識者本人に気付かせることで、本人には「この信念は正当化されていない」という二階の信念が生じ、それが元々の信念の<正当性を崩