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2015年4月9日のブックマーク (2件)

  • 因果推論の社会学 - 社会学者の研究メモ

    前回の「関西計量社会学研究会」で、「計量社会学と因果推論」という主題でお話をさせていただいた。メモ代わりにそこで話したこと、その後に考えたことを書いておく。 まず、上記研究会で話したことは、短く言うと以下のとおり。 最近は観察データの分析でも因果推論(措置効果モデル)の枠組みが使われることが多くなっている。 因果推論の枠組みでは個体特性(性別、出生年、観察されない性向等)の「効果」は基的に除去される対象だが、他方で計量社会学者はその個体特性自体に関心を持ってきた。 多少厳密な因果推論(措置効果モデル)の枠組みだと、同一個体に割付(アサインメント)できないものは原因にはなりえない、とされる。性別は(例外はあろうが)その典型例である。しかし主に社会学ではこういった個体の属性の「効果」をみるということがしばしばなされていた。これに対して、因果推論派の方からは「それは違うんじゃないか」というツッ

    因果推論の社会学 - 社会学者の研究メモ
  • 今こそ、祝杯を挙げよ。余計な仕事はするな。

    パートタイム労働者の需給がひっ迫しているようで、「技能実習」制度の対象にしようとする動きがあると聞いた。コンビニの人手不足は、端的に言えば、「人手不足対策の空騒ぎ」で書いた低賃金労働者の不足だ。 対策を考えようとしている政府関係者には根的な誤解があるのではないか? 低賃金労働者の不足は、対処すべき政策課題ではなく、達成すべき政策目標なのだ。 低賃金で働かなければならない労働者が減ってきているのだ。喜ぶべきだろう。都会に出て来ている学生達も時給が上がれば、アルバイトを減らして、勉強時間を増やせる。将来の日のためにはいいことだ。低賃金立国を目指すのはやめたほうがいい。 ほっておけばいいのだ。新しい環境に適応するための対策を考えるのは経営者の仕事だ。 政策担当者が今なすべきことは、祝杯を挙げることだ。翌日、二日酔いでなければ、産業の高度化を図る方策を考えればいい。 人気blogランキングでは

    namawakari
    namawakari 2015/04/09
    ″低賃金労働者の不足は、対処すべき政策課題ではなく、達成すべき政策目標なのだ…ほっておけばいいのだ。新しい環境に適応するための対策を考えるのは経営者の仕事だ”