ザ・バンド 左からリヴォン・ヘルム、ガース・ハドソン、ロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リチャード・マニュエル (C)Robbie Documentary Productions Inc. 2019 映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』がいよいよ公開スタート。バンドの誕生から解散までの軌跡が描かれた本作は、ロビー・ロバートソンが綴った自伝を原案としていることもあって「(五人組なのに)彼の視点に偏りすぎではないか?」という批判も少なくない。しかし、音楽評論家の高橋健太郎による以下の考察を読めば、映画及びザ・バンドに対する捉え方が変わってくるはずだ。 【画像を見る】ザ・バンド、ボブ・ディランとのツアー未公開写真 ザ・バンドのストーリーは二冊の本を読んで、ほぼ把握したつもりでいた。一冊は1998年に邦訳が出た『ザ・バンド 軌跡』でこれはシンガー/ドラマーのリヴォン・ヘルムの側から語られ
![ザ・バンドを巡る「ドラッグと交通事故と死」、実人生とかけ離れた虚構の音楽物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/498721a616b4c9603aeb57122f43d5e30221d00f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.rollingstonejapan.com%2Farticles%2F34000%2F34862%2FOG%2Ffe10d6d13d572573aac555880e17ce84.jpg)