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ブックマーク / sakstyle.hatenadiary.jp (12)

  • 倉田剛「社会存在論の「統一理論」について」「いかにして社会種の実在性は擁護されうるのか」 - logical cypher scape2

    倉田剛による下記の2つの論文が、グァラに触れているので、フランチェスコ・グアラ『制度とは何か』(瀧澤 弘和 監訳・水野 孝之 訳) - logical cypher scape2を読んだついでに、これらの論文も読んでみた 倉田剛「社会存在論の「統一理論」について」 https://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~t980020/Husserl/Vol_17_2019/03_kurata.pdf 第1節から第6節までは、グァラの紹介 基的には、グァラの意義を評価している その上で、第7節にグァラ説への疑問点が挙げられている 7「統一理論」の問題点 7.1「同一説」への疑問 グァラ:サールの構成的ルールにおけるY項を消去可能であると述べた上で、椅子と椅子を構成する原子集団を二重に数え上げる誤謬と同じ誤謬であると批判(第5章「構成」) 倉田(1):二重の数え上げを誤謬とす

    倉田剛「社会存在論の「統一理論」について」「いかにして社会種の実在性は擁護されうるのか」 - logical cypher scape2
  • 石田尚子「フィクションの鑑賞行為における認知の問題」 - logical cypher scape2

    teapot.lib.ocha.ac.jp いま気づいたんですが、石田尚子さんの博論全文がお茶の水女子大学のリポジトリに上がってますね。 「フィクションの鑑賞行為における認知の問題」 https://t.co/iEXKkxporm— MORI Norihide / 森 功次 (@conchucame) 2020年1月27日 森さんのこのツイートを見かけて、読みにいった。 ただ、前半3章読まずに、4章から読んだ 1~5章がおおむねサーヴェイで、6章でフィクション鑑賞における石田説が展開される。 序論 第一章 フィクションとは何か 第一節 フィクションの定義 第二節 文学理論における試み 第三節 分析哲学における試み 第二章 言語哲学における虚構上の存在の問題 第一節 ラッセル 第二節 サール 第三節 グッドマン 第三章 ウォルトンによるメイクビリーブ理論 第一節 メイクビリーブ理論の概要 第

    石田尚子「フィクションの鑑賞行為における認知の問題」 - logical cypher scape2
  • 『世界2019年10月号』「特集AI兵器と人類」 - logical cypher scape2

    世界 2019年 10 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2019/09/06メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る この兵器と人類は共存できない いま、なぜ自律型致死兵器システムを問題にするのか 中満泉 筆者は国連軍縮担当事務次長 この記事は、この特集の序文みたいな感じで4ページの短いもの 特定通常兵器使用禁止制限条約の枠組みで自律型致死兵器システム(LAWS)分野についての会合が開かれていて、規制に向けの国際的な動きが始まっているよ、というもので、この特集自体が、この国際的な規制の枠組みが今どのようにすすめられているのかという話を中心になされている。 この記事の中で、グテーレス国連事務総長、こうした兵器は禁じられるべきというメッセージを発していることが書かれている あと、ちょっと細かい話だけど、へえと思ったのは、「人間の形態を人間以外の対象に与える新出技術、すな

    『世界2019年10月号』「特集AI兵器と人類」 - logical cypher scape2
  • 2018年の本10選的な奴と映画 - logical cypher scape2

    今年のブログを見返してみると、今年は普段より全然を読めてない年だったみたい こうしてまた読みたいがたまっていくのだった…… まあ何かしら読んではいたものの、ブログに起こせてないものも結構あったりとかいう理由はあるけど 今年読んだで、一応、刊行が去年か今年のものになっているものの中から、印象に残ったタイトルをいくつか選んでみた。 特に何も考えずに選んだけど、結果的に、人文社会系4冊、理工系3冊、小説3冊の10選になった。 プラスアルファで映画も2選んだ。 人文社会系 橋陽介『物語論 基礎と応用』 橋さんのは橋陽介『ノーベル文学賞を読む』 - logical cypher scape2も読んだけど、どちらも面白かった。魔術的リアリズムとか自由間接話法とか知っているようでよく知らないあたりの話題とかについて解説されていてよかった sakstyle.hatenadiary.jp マ

    2018年の本10選的な奴と映画 - logical cypher scape2
  • 弱肉強食うんたら - logical cypher scape2

    弱者を抹殺する。不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂けれ... - Yahoo!知恵袋 2011年の知恵袋なのだけど、ここ数年の間、まとめサイト的なニュースサイト的なものに拾われて目にすることが、何度かあったので、気になっている。 「この回答が秀逸」というタイトルで紹介されていることが多いのだが、この回答はある意味で正しく、ある意味で間違っていると思う。 詳しい内容はリンク先で見てもらうとして、質問と該当の要約 質問:自然界は弱肉強なのに、人間社会が税金などを使って弱者を生かしているのは何故か(優れた遺伝子が生き残るのが自然の摂理なのではないか/人権などの話はしないでほしい) 回答:(一)自然界は弱肉強ではない(二)生物ごとに多様な生存戦略があり、人類の生存戦略は「社会性」である。すなわち、弱者を生かすことで次世代に生き残る数を増やすことである。(三)「優れた」遺伝子はない。障

    弱肉強食うんたら - logical cypher scape2
    namawakari
    namawakari 2017/09/09
    “質問者は、「人権などの話を出すのは今回はお控え頂ければと思います。」と書いているのだが、それは無理な話だ…回答者は、この指定に従ったのかなと思うんだけど、この部分ばかりは、従ってはいけない”その通り
  • 西村清和編・監訳『分析美学基本論文集』 - logical cypher scape2

    内容は大体タイトルの通り、ダントー「アートワールド」、シブリー「美的概念」、ウォルトン「フィクションを怖がる」といった有名論文が収録されている。 ただし、「分析美学って何?」って人は、ロバート・ステッカー『分析美学入門』 - logical cypher scape2を先に読むことをオススメする。 また、同じく分析美学の基論文としては、松永さんや森さんがnoteで公開しているモリス・ワイツ「美学における理論の役割」、ケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」 - logical cypher scape2もあわせて読みたい。 第1章 「芸術」の定義 1 アートワールド アーサー・ダントー(西村清和 訳) 2 芸術とはなにか――制度的分析―― ジョージ・ディッキー(今井 晋 訳) 第2章 美的価値 3 芸術批評における理由 ポール・ジフ(櫻井一成 訳) 4 美的概念 フランク・シブリー(吉成

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  • 吉川浩満『理不尽な進化』 - logical cypher scape2

    進化論についての言説史的な(?)エッセー(?)。どういうなのか一言で説明するのはちょっと難しいが、「何故非専門家は進化論について誤解するのか」「何故グールドは混乱した議論を展開したのか」という問いをたて、非専門家やグールドがアホだからとはせずに、進化論にはそういう罠が仕掛けられているのではないかと論じていく。 進化論という取り上げているテーマ自体は、科学・生物学ではあるが、問いの立て方や議論の展開は、人文書的であると思う。 科学哲学や生物学の哲学か、といえば、そういうところもないわけではないが、いわゆる「科学哲学」や「生物学の哲学」と書はやはり興味関心の所在が違う。 あるいは、一種の「批評」かもしれない。 批評の面白みの一つとして、「この○○を使って××を読み解くのか」という組合せの妙、みたいなものはあると思う。これが妙になるかトンデモになるかは、書き手の腕次第ということになるが。 こ

    吉川浩満『理不尽な進化』 - logical cypher scape2
  • 三輪健太朗『マンガと映画』 - logical cypher scape2

    マンガと映画についての美学的メディア比較論であり、これまでの議論・言説を丁寧に再検討しながら、「映画的」であるとはどういうことなのかを論じ、それが「近代」を前提しにした視覚文化であることを示していく。「映画的」っていうのが単に技法的な話ではなくて、近代の大衆文化とか時間概念とかにおける考え方のことなんだ、という話 メディアの特性とか技法とかを形式的に判断するのではなくて、それがどういう思想・システムのもとで動いているかを見て判断しないといけないよっていう話でもある。 また、サブタイトルに「コマと時間の理論」とあるように理論を書いたであるのだが、落下のモチーフをめぐるマンガ批評(作品論)として読めなくもないところが各所に差し挟まれているでもある。 ちなみに修士論文がもとになっているらしい。 このは、メディア比較の方法論から説き起こして、これまでの議論の検討も含め、丁寧な解説がなされて

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  • THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014 2日目 - logical cypher scape2

    THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014 1日目 - logical cypher scape メガネゴールド@SAITAMA - logical cypher scape さて、2日目 自分語りいいっすか 今回のライブはアイマスの集大成だ、とか思ってるんだけど、じゃあお前はそんなにアイマスと付き合い長いのか、ということで、ちょっと自分のアイマス歴を振り返ってみる アイマスにはまりはじめたのは2009年頃で、気付けばいつの間にやらもう5年 自分は自分のことをずっと、アイマスにわかの新参だと思っているのだけど、アイマス自体が今年で9年を迎える中で、5年付き合ってるということは、古参とまでは言わずとも、十分中堅クラスなのかもしれない。 元々ニコマスで、アイマスのRemix音源とかを聞き始めたのがきっかけで、その後ノベマスも見始めてって感じだった。 最

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  • 『THE IDOLM@STER 輝きの向こう側へ』 - logical cypher scape2

    1回目見たときは、まだ感想書けないなあと思って、2回目見てきてまあ少しは書けるかな、というか、とりあえず書いておこうかと思ったので書く。 いやしかし、何か書けばいいのかねw このブログで自分が映画小説について書くときって、自分の感想も書くけれど、もう一方で備忘録としてあらすじなどをメモっていくという役割が結構大きいんだけど、この作品についていうと、備忘録っていってもねというところがある。 あらすじだけ書くのであれば、結構簡単なもんだし、ディテールまで追おうと思ったら、それはもうソフト化したあとに、一つ一つのシーンを見ながらでないと、みたいなところがあるw この作品は、TVアニメシリーズの続編となっている。 アイマスというのは、ゲームが原作になっているのだが、そのゲームも無印、SP、DS、2といくつか存在していて、それぞれストーリーが異なっており、パラレルワールドということになっている。ア

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  • THE IDOLM@STER MUSIC FESTIV@L OF WINTER!! - logical cypher scape2

    二度目のアイマスライブに行ってきた@幕張メッセイベントホール 昼夜二公演あったうちの昼公演の方 幕張メッセで同じ日にワンフェスやってるのは知っていたのだけど、さらに私大の入試と確定申告の相談会もやってた。 会場付近は、もちろんアイマスの客がほとんどなんだけれど、でもちょっと離れると、アイマスでもワンフェスでもないような普通の家族連れとか歩いていて不思議な感じだったw それはさておき、10時半過ぎくらいに会場ついて、コール入手して、コンビニでちょっと昼飯べて、入場。入場列がすげー長いなあと思ったけど、その後のtwitterとか見ると序の口だったっぽい。 会場入ってフラスタを見る。前回フラスタを見逃した反省から、最初に見て回った。りっちゃんフラスタがすごかった。 幕張メッセイベントホールは当然だけど横アリより小さい、というよりもむしろ、横アリってでかかったんだなーってことを改めて思ったりし

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    namawakari
    namawakari 2013/02/12
    いいなあ。
  • 青山拓央『分析哲学講義』 - logical cypher scape2

    ちくま新書から出た分析哲学の入門書。 分析哲学の入門書というと、先日、講談社選書メチエから、八木沢敬『分析哲学入門』というも出ているが、この両者はある意味ではよく似ているし、ある意味では結構違う。 どちらも分析哲学とは何かというところから始め、言語哲学について説明したあと、クリプキを挟んで、心の哲学と形而上学へと至るという構成になっている。 新書と選書という違いはあるが、どちらも大体同じページ数であり、コンパクトながらもぎゅっと詰め込まれている。どちらも入門書として丁寧に書かれていると思う。 両者の共通点として、入門書としては珍しく、筆者の自説が展開されているところもあるだろう。青山におけるそれは後述するが、八木沢では例えば様相実在論の主張などがそれにあたる。 この両者の違いはいくつかあるが、まずは文体の違いが大きいだろう。 心の哲学における機能主義について説明しているところから引用

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