フィンランドの首都ヘルシンキで国旗を掲げながら反移民デモに参加する人々(2015年10月3日撮影、資料写真)。(c)HEIKKI SAUKKOMAA / LEHTIKUVA / AFP 【9月11日 AFP】欧州評議会(Council of Europe)は10日、フィンランドのインターネット環境には人種差別や特定の人々を標的にした暴言が「当たり前のように」存在し、それらが政治的な言論の場で増加傾向にあると警告した。 フィンランドは幸福度、男女平等、生活の質といった面で国際ランキングのトップに立つことが多い。だが、西欧諸国の中では外国生まれの居住者の割合が全人口の6.6%と最も少なく、反移民感情もはびこっている。 過去2回の総選挙では、強硬な反移民政策を基盤にした公約を掲げた極右フィン人党(Finns Party)が、国内第2の政党に躍進した。 欧州評議会の「人種主義と不寛容に反対する欧州