ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546) 明日は街道筋が自転車解放になる日である。車の通行が出来なくなるのでその前にパンを取りに行って歩ければと思っている。同じようなパン屋の支店が違う町に出来たのだが「少し遠く森がないので意味がないかな」と人に言うと、「歩いて行けばいいじゃない。六キロぐらいしかない筈よ」と言われた。なるほどあの方向なら殆どがワインの地所であるので歩きやすい。一時間で往復出来る。平地だから走ればもっと早い。 自転車と言えば、日本の政権交代について選挙戦の様子を伝える中に自転車選挙について触れられている。自転車選挙を始めたのは横山ノックだと思うが今やなかなか面白い事象として世界で伝えられている。なるほど車を使わずに自転車で有権者の中に入って行くのは良いアイデアだ。きっと明日もドイツワイン街道を走る代議士候補
いままでの自分を他人のごとく突き放して、どこまで見切ることができるか。そして新しい地平に抜けることができるか。カッコつけて言えば、そういうことが賭けられていると薄々感じています。少し前まで自分がいた、そして了解していると思っていたはずの現実がまるで違う姿をして立ち上がってくる、世界の地平がひっくり返る、目からウロコが落ちる、新しい光が当てられる。 でも、新しい自分のいる地平を見渡しても他には誰もいない。あっちこっち歩いてみるしかない。でも、誰にも出会わない。仕方ない、これぞ荒野、コーヤ、wasteland。自分で楽しめる場所をあちらこちらに作るしかない。友だちのいない、できない子供が砂場で一人遊びしているようなもの。そんな彼/彼女のところに、一緒に遊ぼう、と声をかけてくれる奴がひょっこりと現れる。きっと彼/彼女も同じように一人遊びをしてきたんだろうな、と微かな共感が生まれる。そしてワクワク
吉本隆明インタビューのDVDが届いた。「吉本隆明語る 思想を生きる」。京都精華大学創立40周年記念事業として作成されたもので、聞き手は同大学名誉教授の笠原芳光、webで申し込めば無償で送ってくれる。インタビューは2008年12月。今年の1月にNHKで放映された講演とそうかわらない時期だから、ことばも幾分か覚束なくなっている頃のものだ。1時間ほどのインタビューで、60年安保の頃などを回顧した内容それじたいに特に目新しいものはない。 ただひとつ、1960年頃、京都精華大学初代学長の岡本清一と平野謙のふたりが、思想的立場をこえて自分(たち)に好意を寄せてくれているのを感じた、それが支えとなっていた、と吉本が述懐しているのにおやと思った。岡本清一に『自由の思想』(岩波新書)という著書があるが未読であり、どういう人であるか知らない。もうひとりに平野謙の名があがったことにやや意外な念いを抱いた。笠原芳
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