毎日新聞岡山の石戸諭記者の記事を御紹介 http://mainichi.jp/area/okayama/archive/news/2009/08/12/20090812ddlk33010378000c.html 関連する僕の文章としては以下の書評など参照 書評:山野良一『子どもの最貧国・日本』 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081128/178627/
姜克実(ジャンクウシー)先生の石橋湛山のリフレ政策の意義、政権交代などを中心にしたインタビュー。取材したのは毎日新聞の石戸諭記者 http://mainichi.jp/area/okayama/archive/news/2009/08/19/20090819ddlk33010418000c.html 湛山は失業を「人生最悪の浪費」と考えました。なぜか。それは、小国日本を生かす唯一の資源をつぶしてしまうからです。今の政治家はどうでしょうか。私には、最大の資源である人を軽視しているように見えます。 姜先生の石橋湛山論は、長幸男先生と並んで僕には見習うべきところの多い湛山論といえます。特に上記のインタビューにもある人中心の経済学の在り方をリフレーション政策としっかり関連させて今日の問題を指摘されている点では、湛山を今日に生かす上で欠かせない視点を提供されています。 関連エントリー(湛山、高橋亀吉
ここ数日、研究の方で時間くってて、ブログはお休みしてたんだけど、これからその研究について話してくる。以下はそのレジュメ(資料は省略)。プランゲ文庫のマイクロがあまりいい状態じゃないので研究者はみんな苦労している。あれがすべて鮮明だったらどんなにか素晴らしいことだったろう。以下は本日報告予定のレジュメ。 特集雑誌『自由国民』と占領期の長谷川国雄 1 長谷川国雄の歩み 長谷川国雄(1901-1980)は、戦後、自由国民社を創設し、ベストセラーとなった『現代用語の基礎知識』ほか多くの「特集雑誌」(今日のムックの先駆け)を企画し、また草柳大蔵、松浦総三などの名ジャーナリストを育て、「名編集者」「名プランナー」として出版史において名を残している人物である。 長谷川国雄は1901年12月、東京市本郷区金助町に生まれた。のちに『時局新聞』発刊に際して、編集顧問として協力する戸坂潤(1900-1945)、
藤原書店の藤原社主からご恵贈いただきました。ありがとうございます。 僕は専門がずれるので十分に評価できないけれども、ひょっとしたら日本の外交史や日本政治史の研究の中でも画期的な貢献じゃないだろうか? 後藤新平というとちょっと前まで僕には主に関東大震災以降の復興院による首都再建計画とそれをめぐる経済学者、マルクス主義者たちの論争の標的という認識でしかなかった。それでも一海知義先生が現代語註を加えた鶴見祐輔の『後藤新平』を途中まで読んだことでそのような狭いイメージは覆り、日本の近代化を推し進めた最重要なキーパーソンになっていた。それが今回のこの本で、ロシアとの外交関係において重要な位置をしめていて、後藤の提言や活動がまわりの無理解でとん挫したことが、今日まで至るロシアとの関係がこじれた遠因になっていることがよくわかる。しかしこれは佐藤優の本読むよりはこれを読んだ方が数万倍いいと思うよ。 後藤の
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