ギリシャ国債 “債務不履行も” 6月14日 7時24分 財政危機が深刻化しているギリシャを巡って、アメリカの大手格付け会社は、借金を予定どおりに返せない「債務不履行」に陥る可能性が著しく高まっているとして、先月引き下げたばかりのギリシャ国債の格付けをさらに3段階引き下げました。 アメリカの大手格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」は13日、ギリシャ国債の格付けを、すでに投資不適格とされる「シングルB」からさらに3段階引き下げ、「トリプルC」にすると発表しました。ギリシャの格付けは先月も2段階引き下げられたばかりで、格付け会社では「ギリシャが債務不履行に陥る可能性が著しく高まっている」としています。去年、財政危機に陥ったギリシャは、ユーロ圏各国などから日本円で12兆円規模の金融支援を受けることになりましたが、その後も財政赤字の削減が進まず、追加的な支援策が検討されています。この追加支援