宝塚歌劇団の俳優女性(25)が死亡した問題で、女性の妹が27日、自身も現役団員と明かした上でコメントを発表した。歌劇団について「日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界」と語り、「遺族に誠意を持って対応しているとは思えない」と歌劇団の姿勢を厳しく批判した。 妹が思いを語ったのは初めて。遺族代理人によると、「(歌劇団の)中の実態を知る者として、訴えを出したい」と強く希望したという。現役団員がこの問題について公の場で声明を出すのは異例。 亡くなった女性が受けたパワハラについて、「悪質で強烈にひどい行為」と指摘。「宝塚は治外法権ではなく、宝塚だから許されることなど一つもない」と批判した。 また、歌劇団の対応についても「パワハラを行った者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視している」とし、怒りを隠さなかった。(小尾絵生) ◇妹の訴え(全文)は次の通り。 <訴え> 妹(宝塚歌劇団現役団員)