人生で初めて「寝耳に水だ」って言いました(笑)。俺は14歳くらいからロックバンドをやっていて、今までテレビに出ないことを美徳としていたので、突然『大河ドラマ』なんて…。正直、すごい勇気のいることでした。でも今回は、なによりも福島の力になりたいと思ったし、新選組にも興味があったので、逆に「ノー」と言う理由も度胸もなかった。このままバンドマンとしてやっていたほうが、いわゆる“男の子論”からブレずに生きていけたけど、話を聞いたとき素直にスゲェうれしかったので純粋に心に従ったという感じですね。 プロデューサーさんに「なんで自分なんですか?」って聞いたら「カミソリみたいに触るもの皆傷つけるような人間(斎藤一)が、愛する女性と出会って、温かい血が通っていくさまを描くのにピッタリだ」と言われて…俺、血が通ってないように見えてたのかな(笑)。まぁピッタリかどうかはわからないけど、自分も結婚して子どもがいる