癌の増減要因は喫煙や高齢化、食習慣の変化など多種多様で特定要因だけ抜き出すのは非常に困難。 菊池誠氏の言う「大気圏内核実験の放射能汚染で何かが起きたわけではない」は科学なのか、政治なのか。 それを持ってきて原発事故の影響を語るのは適切なのか…
長尾和宏「近藤誠先生、あなたの“犠牲者”が出ています」 【全文公開】 100万部ベストセラー『医者に殺されない47の心得』に現役医師が大反論 がんの“放置療法”など独自の主張でベストセラーを出してきた近藤医師。その意見は世の中には受け入れられるも、医療界からは黙殺されてきた。しかし今、1人の町医者が真っ向から反論する著書を上梓した。彼は何を問題視しているのか、率直に語ってもらった。 『医者に殺されない47の心得』(アスコム)という過激なタイトルの本が売れている。昨年12月に発売されてから版を重ね、今年9月には100万部を突破した。 著者は慶應義塾大学医学部専任講師の近藤誠氏(65)。がんの放射線治療が専門だが、従来から安易ながんの手術に警鐘を鳴らしてきた医師だ。この本はそうした主張の集大成ともいえる内容になっている。 曰(いわ)く、 「病院によく行く人ほど本来は不要な薬や治療を施されて早く
ハインリッヒの法則をご存じだろうか。「一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)がある」という法則のことだ*1。1:29:300という比は分野によって異なるだろうが、重大な事故の背景には事故に至らない多くの事例があると一般的にも言えると思う。医療の分野でも、重大な事故を防止するために、事故に至らない事例も報告して、情報を共有しようとしている。 さて、今回は、日本ホメオパシー医学協会認定のホメオパスのブログから、運よく重大な事故には至らなかった事例を紹介したい。リンク先を読めばわかるが、ホメオパス本人は、ヒヤリ・ハットの事例ではなく、成功例であると誤認している。 ■ホメオパス片上敦子's blog: 久しぶりに体験談です!*2 予防接種デトックスで、娘が健康体に (仮名:ちりちゃん・7歳)
ホメオパシーという『治療法と称する何か』の内容をはっきり知ったのは、ネットでニセ科学批判関連を見て回るようになってからだった。それまではホメオパシーなる言葉は知っていたが、和訳として当てられていることの多い「同毒療法」という理解だった。ちなみに、手元の研究社のリーダースプラス辞典では、homeopathy n. 【医】 類似[同毒]療法, ホメオパシー 《健康な人に疾患を起こさせる薬物をごく少量投与する治療法 とある。これにそって、減感作療法みたいなものかという大まかな理解をしていたのだ。また、ドイツでは「自然治癒を尊重した治療方針をホメオパシーと呼ぶ」風に見えるとの話もある。 だが、日本でもそのつもりだったら、とんでもなかった。 そして、多分、私と同程度の認識で、それならいいじゃん的な受け取り方をしている人も多いのでは無かろうかとも思える。その上、芸能界から、ホメオパシー体験談がよく出て
2001年にオランダの女優/コメディアンSylvia Millecamがquackeryを信じて乳癌で死亡した。Tony Sheldon[2004]によれば、この件には法律の緩和によって代替医療を拡大させたことが背後にあるという。[Tony Sheldon: "Netherlands to crack down on complementary medicine", BMJ 2004;328;485-, doi:10.1136/bmj.328.7438.485-c] The Netherlands is considering tougher laws on practitioners of complementary medicine after government health inspectors who were investigating the death from brea
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