20代から40代という働きざかりの男性は、睡眠不足や過労、暴飲暴食などが重なっても、まだ体力があるから大丈夫だと思い込んでいることが多い。そんな油断した現役世代の男たちに、突然降りかかる不慮の死。その原因について、奥仲哲弥医師(山王病院副院長・呼吸器センター長)が、次のように指摘する。 「収入の少ない若い世代が、ファストフードや菓子パンを主食にしていることも大問題ですね。これにスナック菓子と甘味飲料を加えた食生活を続けていると、すぐにでも糖尿病予備軍になりそうです。30代ですでに血管が狭まり、若年性心筋梗塞や脳梗塞になる危険もあると思います」 自分は太っていないから大丈夫、というわけでもないらしい。 「ハンバーガー1個でも、体には余分な脂肪がたくさんたまります。痩せ型でコレステロール値が低くても中性脂肪値は異常に高い、という人もいるんです」(奥仲先生) 糖分や脂肪分過多の食事を続けることは