杉ノ下地区の慰霊碑を訪れた斎藤たみ子さん(85)(手前)。姉が津波の犠牲になり、夫と息子は行方不明のまま。この季節になると津波のことを思い出して怖くなる。11年経っても、心に区切りがつかない。夫と息子と一緒に流されたほうが良かったと思うこともある。それでも、周りの人に励まされ、支えられている=宮城県気仙沼市で2022年3月10日午後1時58分、長谷川直亮撮影 「またくっからね」と言葉をかけながら杉ノ下地区の慰霊碑に刻まれた名前をなでる斎藤たみ子さん(85)。姉が津波の犠牲になり、夫と息子は行方不明のまま。この季節になると津波のことを思い出して怖くなる。11年経っても、心に区切りがつかない。夫と息子と一緒に流されたほうが良かったと思うこともある。それでも、周りの人に励まされ、支えられている=宮城県気仙沼市で2022年3月10日午後1時59分、長谷川直亮撮影 「またくっからね」と言葉をかけなが