いま、お酒を飲まない「ノンアル(ノンアルコール)生活」が若者から高齢者まで広がっています。 ノンアル生活によって人生が豊かになったという人や、「ノンアル飲み会」の様子、ノンアルに注力する飲食店などを前編の記事で紹介しました。 今回は、お酒の消費量減少に危機感を強めるアルコール業界で、大手ビールメーカーが新たな試みとして開発した異色のノンアルドリンクなど、アルコールを巡る最新の動きをお伝えします。 異色の看板メニュー 都内の大手ビールメーカー社員の鬼頭宏幸さんは、アルコールに対する若者の考え方を探り、新商品につなげようとしています。 会社は2年前、渋谷センター街に若者向けのバーを初めてオープンしました。 提供しているのは、ノンアル飲料と、アルコール度数の低い、低アル飲料が中心です。 お店の看板メニューは、大学生にアイデアを募集して開発したこちらのカクテル。 レモネードに載せたわたあめにサイダ