札幌市教育委員会は3日、市立厚別北小(厚別区)の20代の女性教諭が、担任のクラスや前任校の児童計92人分の成績情報が入ったUSBメモリー2本を紛失したと発表した。 USBメモリーは教諭の私物で、パスワードは設定されていなかった。現時点で悪用された形跡はないという。 学校によると、入力されていた情報は、教諭が平成18〜20年度に同校で担当したクラス計71人の児童名や成績所見、テストの点数一覧と、前任校で17年度に担当した21人の児童名と成績所見。市教委によると、私物備品への個人情報入力は禁止されているほか、パスワード未設定も内規に違反するという。 教諭は8月28日に札幌市内のスーパーで買い物をした際、USBメモリーが入った袋を落とした。袋は見つかったが、USBメモリーがなくなっていた。