2015-04-05 社会学は教育を通じた社会階層の文化的再生産を暴いたけれど… 齊藤ハウスは渋谷に引っ越しても色々な人が遊びに来る。その中に住所をもたずに流浪の生活を送っている開発者の人もいる。その流浪の開発者の人は齊藤ハウスの蔵書に興味を示してくれて、特にブルデュー関係の文化資本の本をよく読んでくれた。 今ではブルデューが指摘した文化資本による社会階層の再生産だけではなく、ウィリスの『ハマータウンの野郎ども』で指摘した職業高校の生徒が反抗文化から逞しい肉体労働に自ら取り込まれていく過程や、苅谷剛彦や本田由紀など日本人の教育社会学者の書籍にも関心を示してくれている。そして、文化的エリートが学校による選抜過程を経て、いかに社会を統治しているかを社会学が暴いたことを知ることになった。 ただ、彼が齊藤ハウスに泊まりに来るたびに問うのは、「では、日本の教育は何をすれば良いんでしょうか?」というこ
![社会学は教育を通じた社会階層の文化的再生産を暴いたけれど… - サイバーメガネのサザンクロスシティ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2607b0c71147177a2e085ffff8160364ffc4adc5/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fc%2Fcyberglass%2F20150405%2F20150405113929.jpg)