今から見れば「第1回目」となった緊急事態宣言の解除を発表する安倍首相(当時、2020年5月14日)。筆者はそもそも緊急事態宣言の効果を疑問視している(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 結論から言うと、今回の「第3回目の緊急事態宣言」は、おそらくほとんど効果がないだろう。 コロナワクチン副反応で無視できない重大事実 その理由は3つある。 ■日本の緊急事態宣言はもともと効果がほとんどない 第1に、3度目であること。うんざりしている。飽きている。よく「コロナ疲れ」「自粛疲れ」と言われるが、より人々の感情に近い表現は「うんざり」か「飽きている」ということだろう。 第2に、発出した理由が不明瞭である。大阪が危機的なのはわかるが、東京は、感染者数、病床ひっ迫度合いからいっても大阪ほどではない。「蔓延防止措置」というのをつくって、まさにそれがぴったりなのに、そしてそれが発出されて、その効果がまだまった