上記の記事、および上記の稲田の本でも示されてるように、映像作品の早送りが普及しつつある。稲田をはじめとして、こうした倍速視聴に対して嫌悪感を示す人がいる。Xで「倍速視聴 失礼」で検索すれば、数多くのそうした意見を見つけることができる。 obakewebさん(以下敬称略)は、この倍速視聴に対し、「回復可能な鑑賞」というのを提示して、擁護しようとしている。 本記事ではobakewebとは異なる仕方で倍速視聴を道徳的に擁護する。私が「道徳的に擁護する」ために批判対象としているテーゼは、obakewebの記事から引用すれば、次のものである。 (12)作者に対して失礼である:作品は作者による思想の表現である。そのような表現行為における意図をないがしろにすることは、作者に対して失礼である。(前提:他人に対して失礼なことをしてはいけない) https://note.com/obakeweb/n/n156
![倍速視聴を道徳的に擁護する|Masashi Takeshita](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0dd5f11ba36657cc156638f02a6d0cd101eb211b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F147806274%2Frectangle_large_type_2_d8089946eefff37eac876c5413410af6.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)