1月26日、NECは、1万人規模の人員削減計画と2012年3月期業績予想の下方修正を発表した。写真は2009年撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai) [東京 26日 ロイター] NEC<6701.T>は26日、1万人規模の人員削減計画と2012年3月期業績予想の下方修正を発表した。人員削減を中心とする事業構造改革費用の計上に加え、税制改正や今期の業績見込みを踏まえた繰り延べ税金資産の見直しなどで、連結当期損益は1000億円の赤字となる。 従来予想は150億円の黒字だった。同社は11年3月期も125億円の最終赤字を計上しており、2期連続の赤字となる。 人員削減の内訳は、国内7000人、海外3000人を想定しているが、国内では外部委託も含む。記者会見した川島勇取締役によると、1万人のうち社員の削減は約5000人規模になる見通し。人員削減に伴い、今期決算で事業構造改革費用400億