いきなりですが、すばる舎刊・ナイジェル・ウォーバートン著 月沢李歌子訳『若い読者のための哲学史 (原著:A Little History Of Philosophy)』の174ページに、ダーウィンの進化論を論じて、以下の記述があります。 (引用開始)進化は、知性によって起こるのではない。その背景には、良心もなく、神もいない。少なくとも、そうしたものが存在する必要はない。人間的な感情もない。自動操縦の機械のようなものだ。どこに向かうかもわからず、(進化は)つくりだす動物や植物について考えてもいない。つくりだしたものに関心もない。つくりだされた動物や植物は、まるで誰かが巧みに設計したものとしか思えないが、そうではない(引用終止) 文中(進化は)の部分は私が追加。 私もそう思う、思わざるを得ない。しかし、悠久の時を経て、設計者もなく、自覚もなく、目的もなく、しかも極めて合理的・合目的的に見える仕
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