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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (5)

  • 銀行破綻は生産に悪影響を与えるか? - himaginary’s diary

    について調べたNBER論文をFT Alphavilleでイザベラ・カミンスカが紹介している。論文のタイトルは「Bank Failures and Output During the Great Depression」で、著者はハーバードのJeffrey A. MironとMITのNatalia Rigol。 以下はその要旨。 In response to the Financial Crisis of 2008, macroeconomic policymakers employed a range of tools designed to prevent failures of large, complex financial institutions (“banks”). The Treasury and the Fed justified these actions by argui

    銀行破綻は生産に悪影響を与えるか? - himaginary’s diary
  • HSBCの円相場予想 - himaginary’s diary

    HSBCのDavid Bloomチームの来年末までの円相場予想をFT Alphavilleが紹介している。 円相場の推移を考えるに際しHSBCチームは、アベノミクスを約束、行動、結果の3つの局面(フェーズ)に分け、さらにその中で4つの分岐点を考えている。 約束局面 既に終了 行動局面 分岐点1:日銀の新執行部は積極的な金融緩和派となるか? 分岐点2:日銀は速やかに抜的な緩和政策を実施するか? 分岐点3:自民党は参院選に勝利するか? 結果局面 分岐点4:日銀は2%のインフレ目標を達成し、実質成長をもたらすか? その上で、円相場の推移を以下のような樹形図で表わしている。 赤矢印が彼らの予想であるが、日銀の新執行部は積極的な金融緩和派となるものの、抜的な緩和政策の実施には至らず、2%のインフレ目標の達成もならず、参院選の結果如何に関わらず2014年末には円相場は1ドル=80円に戻る、というの

    HSBCの円相場予想 - himaginary’s diary
  • 英国は需要不足に陥っているのか? - himaginary’s diary

    という議論が一頻りブロゴスフィアの一角を賑わせた。 議論のきっかけは、リチャード・ウィリアムソン(Richard Williamson)という英国人ブロガー*1の疑問をタイラー・コーエンがMarginal Revolutionに掲載したことにある。そこでウィリアムソンは、英国はデフレに陥っておらず、むしろインフレは高まっているので、需要不足という通常言われるストーリーは当てはまらないのではないか、と書いている。 ウィリアムソンは自身のブログでフォローアップエントリを書き、不況ならば価格に問題があるはずだ、という昨年11月のカール・スミスのエントリの言葉を引用している。そして、失業率が高止まりする一方で実質賃金は下がり続け、既に7年前の水準を下回っているのに、労働市場の不均衡を解消するためにあとどれだけ実質賃金が下がれば良いのか、と問うている。 この問い掛けに対しスミスは、分からない、と率直

    英国は需要不足に陥っているのか? - himaginary’s diary
  • 説教したがる経済学者たち - himaginary’s diary

    大竹文雄氏のブログ経由で、齋藤誠氏のこの論説を読んでみた。 冒頭で 2008年は,マクロ経済学や金融論を専門とする経済学徒にとって試練の年だったと思う。11月19日に一橋大学の兼松講堂で行われた金融危機に関する公開討論の後に,「日経済が深刻な事態に至ったことについて経済学者として責任はないのか」と問う声に向き合わなければならなかった。 と書かれていたので、ここで紹介したのと似たような話か、あるいはロバート・シラーのように経済学者の責任を認める話か、と思って読み始めたら、予想の斜め上を行く論理展開でのけぞった。 こうした言い方は,無責任になってしまうのかもしれないが,今般のバブル崩壊に接して,あらためて「バブルはみんなが作り出すもの」という感想を持った。みんな,自分勝手で,虫がよすぎるのである。資産価格バブルがもたらすもっとも深刻な弊害は,政治家や官僚,投資家や経営者ばかりでなく,普通の市

    説教したがる経済学者たち - himaginary’s diary
  • スティグリッツ「経済危機に導いた5つの過ち」 - himaginary’s diary

    スティグリッツがヴァニティ・フェアで、今回の経済危機に至る過去の5つの過ちを指摘した。 FRB議長の解任 1987年にレーガンに解任されたポール・ボルカーFRB議長は、インフレ・ファイターであっただけでなく、金融市場への規制の重要性も理解していた*1。そうした姿勢を嫌ったレーガン政権は、彼の首をすげ替え、規制反対論者のグリーンスパンを議長にした。 引き裂かれた壁 1999年11月にグラス・スティーガル法が廃止され、商業銀行と投資銀行の垣根が無くなった。来は商業銀行はリスクに対して保守的な半面、投資銀行は富裕層相手なので高リスク高リターンを狙う、という違いがあり、それゆえに前者は政府による預金者保護があった。しかし、同法の廃止により、投資銀行の文化が商業銀行に持ち込まれ、商業銀行がリスクを取るようになった。 それ以外にも、以下のような動きがあった。 2004年4月にSECが投資銀行の負債比

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