家庭料理として、中華料理やラーメン店の定番メニューとして日本に広く浸透している餃子。基本の焼き餃子も中国で一般的な水餃子も、そして点心でよくある蒸し餃子もおいしく、週に1度は必ず食べるという餃子好きも多いのではないだろうか。最近は棒餃子やホワイト餃子などが人気だけど、餃子で真っ先に浮かんでくるのが「宇都宮餃子」。宇都宮市の観光を支えている名物なのだ。 宇都宮餃子は、太平洋戦争当時に宇都宮市出身の陸軍兵が多く満州に派兵されたことから広まり、現在では「餃子の街」というイメージが定着。JR宇都宮駅前に餃子像があり、市内には餃子専門店が約80軒、餃子を目当てに宇都宮市を訪れる人も少なくないほどの人気っぷりなのだ。 ところが、「餃子日本一」の座を宇都宮市が明け渡すことになったようなのだ。代わって王座に就いたのは、静岡県の浜松市。同県では静岡市も“隠れ餃子の街”として常に餃子消費額日本一を宇都宮市と争