北海道は31日、新型インフルエンザに感染した40代の女性保健師が8月30日に死亡したと発表した。死因は急性心不全。女性は健康診断で高血圧症とされていたという。新型インフルエンザ感染が疑われる死亡例は全国で8例目。 女性は北海道利尻町在住の保健所職員。29日に稚内市内の医療機関を受診し、インフルエンザA型陽性と診断された。タミフルを投与され、同市内のホテルに1人で宿泊。翌日午後2時ごろ、ホテル従業員が意識のない女性を発見し、医師が死亡を確認した。31日に遺伝子検査で新型インフルの感染が判明した。 利尻島ではインフルエンザの集団感染が発生している。この女性は21日に患者本人と対面したほか、別の患者の家族とも対面していたという。