佐竹敬久知事(63)は12日、記者会見中に体調不良を訴えて会見を打ち切り、県立脳血管研究センター(秋田市千秋久保田町)に検査入院した。センターから県には「今のところ、脳疾患の心配はない」と伝えられているという。 会見は午後1時に始まった。しかし、知事は直前に机の上の資料を2回取り落とし、「手ボケになっている」と笑いながら拾った。会見では、地震について「消費行動の過度な自粛をしないでほしい。県経済の落ち込みは復興への貢献の力も損ねる」などと語ったが、息が切れたり、滑舌が悪くなったりした。 17分間ほど話し続けたところで、知事は「口が乾くので、水を」とそばにいた職員に指示。職員は会見を止めようとしたが、知事は「いい、いい」とさえぎって話を続けた。 3分後に話し終えると、職員が「知事の体調が良くないようですので、質問に入る前に終わらせていただきます」と打ち切った。知事は「何でもないのだが」と言い