昨年、広告会社とITベンダーのビッグデータ領域における協業に関する記事が、経済紙の1面をかざることが多かったことにお気づきでしょうか。電通も富士通株式会社(以下、富士通)との業務提携を昨年5月に発表しています(※1)。 今回は、まるで両極に存在するかのような文化・慣習を持つ広告会社とITベンダーが、なぜ協業するのか、そして協業して何が起こっているのか、さらに今後の展望などを中心にお伝えしていきます。 広告会社とITベンダーの協業の目的 「2017年までにCIO(情報システム部門)よりもCMO(マーケティング部門)がITに投資する時代が来る」とガートナーが発表をしています。広告会社としては、マーケティング領域におけるクライアントのIT投資に対し、総合マーケティングソリューションを提供できる体制づくりが急務です。 企業の基幹システムとフロント系システム(eコマース、顧客管理、販売管理など)、そ
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