5月17日より劇場公開がはじまった映画「ラスト・ワールド」は、卒業を直前に控えたインドネシアの20人の学生が究極の選択を強いられる哲学の思考実験に挑むところからはじまる。 想定される世界は、核爆発の最中にある仮想終末世界。生徒はそれぞれ職業カードを選び、10人しか入れない核シェルターに、誰が生き残るのにふさわしいのかを討論する。 ちなみに20人の生徒それぞれに振り分けられた職種は、 1.有機栽培農家、2.構造工学者、3.不動産業者、4.大工、5.オペラ歌手 6.投資信託者、7.ハープ奏者、8.宇宙飛行士、9.科学者、10.電気技術者 11.ワイン競売人、12.整形外科医、13.家政婦、14.心理療法士 15.ファッションデザイナー、16.アイスクリーム屋 17.動物学者、 18.軍人、19.アメリカ合衆国上院議員、20.詩人 以上である。映画内では仮想と現実の境界線がはっきりしなくなった生