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書評と戦争に関するnasuhikoのブックマーク (3)

  • 「戦争は女の顔をしていない」コミカライズ第2巻。読売に書評も - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

    戦争は女の顔をしていない 2 (単行コミックス) 作者:小梅 けいと発売日: 2020/12/26メディア: Kindle版500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ、第2巻が登場。 ん?アマゾン解説文、あまり気合が入ってねえなあー。 読売の書評 この漫画からは音が聞こえなかった。もちろん戦場が舞台だから戦車も銃撃も描き込まれている。けれど聞こえないのだ、肉声以外は。 (略) 帰郷した彼女たちは、待っていた女たちから白い目で見られた。身内でさえ従軍の事実はひた隠しにした、妹たちの縁談に障りがあるから。戦下の殺人は、男たちにとっては手柄となったが、女のそれは罪業となる。彼女たちは、戦地で受けた勲章も心の傷もひた隠しにして、日常しか知らない娘に戻ろうと必死で努めた。 封印された記憶は、しかるべき時

    「戦争は女の顔をしていない」コミカライズ第2巻。読売に書評も - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
  • 保阪正康『戦場体験者 沈黙の記録』 - 紙屋研究所

    40数年もかけて4000人から話を聞いたということ、戦友会の抑圧構造が一般兵士の戦場体験証言の少なさに結びついているという新聞広告を見て書を手にとった。 兵士としての戦場体験を直接聞けたのは、ぼくの父方の祖父と、つれあいの父方の祖父の2人だけである。しかし、どちらからも詳しい戦場体験を聞くことはできなかった。一、二度、アウトラインのようなものを話してもらってそれで終わりだった。こちらも「お話につきあう」程度の心構えだったので、当然である。どちらも鬼籍に入ってしまい、もう後の祭り。取り返しがつかない。いかに貴重な機会を失ったかを今さらながら思い知る。 子どもとして空襲の被害に遭ったなどの「戦争体験」を語れる世代はまだ残っているが、保阪正康が書で書いているとおり、2015年現在、戦場を体験した人は90代以上ということになり、 戦後七十年という節目の年、実際の戦場体験は今では語れる人がいなく

    保阪正康『戦場体験者 沈黙の記録』 - 紙屋研究所
  • 藤原彰『餓死した英霊たち』 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

    藤原彰『餓死した英霊たち』は、(やや文章に繰り返しが多いところが気になるが)日兵士は敵国との戦闘で死亡するよりも自国の「大営」によって餓死させられたほうが多い、という事実を指摘した。 以下の一節をまず引用しておく。 軍紀と服従についての規則がきびしくなるのは、一八八五年から八九年にかけての軍制改革の時期である。〔略〕 もともと〔日〕陸軍が範としたヨーロッパ大陸国の徴兵制の軍隊は、解放された独立自営の農民、すなわち自立した国民の存在を前提としていた。そうした国民を基盤とする兵士には、愛国心、自発的な戦闘意識を期待することができたのである。ところが日では、明治維新はフランス革命のようなブルジョア革命とはいえず、農民の多くは未解放のままにとり残された。独立自営の農民が産み出されたのではなく、貧しい小作農や、地租の負債にあえぐ小農民が人口の過半数を占めていた。つまり兵士の愛国心、自発性に

    藤原彰『餓死した英霊たち』 - カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記
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