ビジネスパーソンの仕事と生活に対する意識を探る調査の4回目は「給料」。すべての年代で今の年収に対する不満は根強い。 20代の年収は「300万〜400万円未満」が30.1%と最も多い。その上の30代前半は、44.2%が「500万〜700万円未満」。年代間の収入格差は、20代と30代の間が最も大きい。すべての年代で今の年収に対する不満は根強いが、「不満」(41.7%)と「とても不満」(9.8%)の合計が5割を超えたのは20代だけだ。 そのためか、金融危機やその実体経済への影響による世界的な景気後退が指摘され、「残業時間が規制される」(男性30歳)企業が増える中でも、20代の57.7%が、自分の給料は今後「増える」と期待している。「減る」と答えたのは6.7%だけだった。36.4%が「減る」と感じている40代後半とは対照的だ。