単なる願望は精神的なファストフードと言ってもいい。(中略)束の間満たされるが、長い目で見ればなんの栄養にもならない。(中略)もちろん、"ポジティブに"というのが励ましの言葉なのはわかっているが、それだけでは無意味な応援にしかならない。(中略)残念ながら、いわゆる引き寄せの法則は法則ではない。「私にはほしいものを全部買えるお金がある」と何度自分に言い聞かせたところで、お札で財布がぱんぱんになるわけがない。(108ページより) 『5年後の自分を計画しよう 達成する希望術』(シェーン・J.ロペス著、森嶋マリ訳、文藝春秋)の第5章「高望みと希望のちがい」のなかで、著者は上記のように主張しています。つまり、希望と願望をはき違えてしまうのは危険だということ。 言い換えれば、希望は願望に勝るということだ。人が希望を抱くとき、将来について大いに期待すると同時に、期待通りの未来を手に入れるために乗り越えなけ