「民主党代表選挙立会演説会」を終えた候補者ら。左から、野田佳彦首相、赤松広隆元農水相、原口一博元総務相、鹿野道彦前農水相=13日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪(門井聡撮影) 民主党政権は16日、発足から丸3年を迎えた。この間、国民との契約だった衆院選マニフェスト(政権公約)はほごにされ、政治主導は官僚依存に落ち着き、クリーンな政党どころか「政治とカネ」の不祥事が続発した。失敗と失態が繰り返された3年間。国民には失望だけが残った。(阿比留瑠比、加納宏幸) 「いろんな試行錯誤の中で、失敗することもあるだろう。ぜひ国民に、ご寛容を願いたい」 平成21年9月16日の就任記者会見で、首相の鳩山由紀夫が発した「予言」は不幸にも的中してしまった。 旧社会党、旧新進党、旧日本新党…と議員の政治信条も行動様式もバラバラな民主党は、もともと政策を詰めるのを避けてきた。唯一の共通項は「非自民」。 鳩山