当ブログで「炒飯の考察」と謂えば、この辺で血迷って大長文を書いて没にしたことから連綿と続く因縁のネタで、その経緯を識る人からは炒飯の話題が出る度に「また黒猫亭の『書く書く詐欺』かよ」と嘲られ、若い人たちからは「また爺様の『炒飯』か、今時そんなもんがいるかよ」と揶揄されてしまう体たらくで、「昔からの言い伝え莫迦にすると、今におめぇたちは『炒飯』の餌食にしなきゃなんねぇぞ」と言い返したくなるくらいの秘蔵のネタである。 …何だか意味のわからない喩えはさて措き(笑)、みつどんさん辺りからは面白半分に期待されているのだが、すっかり語るしおをなくした恰好でお蔵入りしていたネタなのであるが、最近のうまみ調味料を巡る議論の流れで語る分にはちょうど好い機会である。 そこで今回は、昔血迷って書いたテクストを、その流れに沿って大幅に改稿したものを公開しようかと思う。出るぞ出るぞと謂う言葉が一万回くらい嘘だったと