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ブックマーク / tokigawa.hatenadiary.org (10)

  • ささめきこと 第1話「ささめきこと」が面白い - あしもとに水色宇宙

    急いで書いたので、後で加筆・修正するかも。 視線を送ること、盗視すること アバン、村雨純夏と風間汐は、教室でキスをしている二人の女子生徒を思わず目撃してしまう。純夏と汐は咄嗟に扉の影に隠れる。そこで、汐の手が純夏の手に触れる。教室でキスをしている女子生徒達を見ている汐。その横で汐に視線を送る純夏をクロースアップで捉える。純夏は、汐を盗み見る、盗視する。この相手に知られることのない一方的に注がれる視線が第1話の主題となっていると思う。第1話では、一方的に送られる視線、盗視する行為が頻出する。Aパート、図書室での受付をしている汐と先輩。汐の瞳のクロースアップショットと受付をしている先輩が交互に映し出される(図1)。ここで汐は、隣にいる先輩を盗み見る・先輩に視線を送っている。そして、先輩と汐が会話している様子を盗視する純夏(図2)。この頻繁に描かれる盗み見る行為、これは何なのかと言うと、相手へ

    ささめきこと 第1話「ささめきこと」が面白い - あしもとに水色宇宙
  • 青い花 最終話「冬の花火」がすごく面白い - あしもとに水色宇宙

    素晴らしい出来だった。 最終話は、大したことは何も起こらない。ただ静かに、ゆっくりと、それぞれの新しい始まりを描いていく。 急いで書いたので、後で加筆するかもしれない。 衣替え アバンが始まると、エスタブリッシング・ショットの次に、眉間にしわを寄せた眠気眼のあきらが映し出される。母親に冬服を出しておいたわよと言われ、掛けられているセーラー服を見るあきら。「衣替え」かと呟き、また眠りにつく。ここでは「衣替え」によって、作中の時間経過が伝えられるのと同時に、新たな時間が動き出したことが提示される。今まで身に着けていた服装が変わる「衣替え」は、変化の象徴に思える。前回、杉に別れを告げたふみ。ふみと杉の時間は終わり、あきらとふみの新しい時間が動き出す。 今話は最終回なのだが、新しい始まりでもあるのだ。 図書館 文芸部であるふみは、図書館の入れ替えを手伝うことになる。図書館の入れ替え作業

    青い花 最終話「冬の花火」がすごく面白い - あしもとに水色宇宙
  • 青い花 第10話「幸福の王子」が面白い - あしもとに水色宇宙

    青い空と岩屋 アバンでは、杉父が初登場する。縁側に座りながら、煙草を燻らせる。杉母に「なあに、まだ時差ボケ?」と言われるほど、ぼんやりとしている杉父。自分の娘がお嫁に行くのだから、感慨深いものがあったのだろう(元々こういうのんびりとした性格なのかもしれないが)。空を見上げ「今日はよく晴れたなぁ」とぼつりと呟く。 この杉父が言った台詞がとても重要なのだ。 第10話では、この「青い空」が頻出する。杉は2階ベランダからよく晴れた「青空」を見上げるし、ふみも起床した直後カーテンを開け、「青空」を窓越しに見上げる。あきらに至っては、あきら兄に車で式場まで送ってもらうシーンでの一番初めのショットは車中からフロントガラス越しの「青空」だ。このシーンでは、「青空」を執拗なまでに強調させる。車の窓ガラスに反射した「青空」やラストカットでの「青空」など。第7話、第8話での車中でのシーンとは明らかに違

    青い花 第10話「幸福の王子」が面白い - あしもとに水色宇宙
  • 青い花 第9話「夏の夜の夢」が面白い - あしもとに水色宇宙

    京子の誘いで許婚である澤乃井康の別荘に遊びにいくことになったあきら達。 第9話は夏休みを満喫する一行を描きながら、並行して、あきら、ふみ、京子、康、各々の心情を描いていく。 白樺 別荘に到着した一行。部屋を紹介され廊下を歩いている最中、ふみは飾られている一枚の絵画が目にとまる。その絵画は、蒼い空の中に白樺の木が一だけ描かれたものだった。おばさんの話によるとその絵画を書いたのは京子だという。 その後の肝試しの時のふみと京子の会話で、この白樺の絵が何をモチーフにして描かれていたのかがわかる。この白樺の絵は、京子が中等部時代に在籍していた美術部の時に描かれたらしく、その時に杉と京子は出会った。青い空の中に白樺の木が一だけ、この一だけ描かれた「白樺」は「杉」をモチーフとして描かれたと考えてもいいだろう。 美術部時代、杉と出会い、杉を好きになり、杉をモチーフとして白樺の絵を描いた。あ

    青い花 第9話「夏の夜の夢」が面白い - あしもとに水色宇宙
  • 青い花 第8話「恋は盲目」が面白い - あしもとに水色宇宙

    公理とふみ 前回、杉に「今のままじゃ付き合えない」と言われたふみ。 Aパートは、杉の一言にショックを受けドシャ降りの雨の中、一人帰ろうとするふみから始まる。杉母や杉四姉妹が心配する中、見かねた杉四姉妹の三女公理が車でふみを送っていく事に。車中で各務先生が二女と結婚するとふみに伝える。ここで気になったというか、引っかかったのは、公理の最後の台詞。 「で、次の信号はどっち?」 っていう台詞なんだけど、別に何気ない一言なんでしょうが、「あんた、これからどうすんのよ」ってみたいな感じに聞こえてしまった。「この事実を聞いて、あんたこれからどっちに進むのよ。やめんの? やめないの?」てふみに迫ってるみたいだったな。まあ、そんな意味はさらさらないと思うけど。それにしても、この公理って人は、二人にとことん現実というか厳しいものを突き付けてくる人だな。この作品にとって、こういう存在って他にいないよ

    青い花 第8話「恋は盲目」が面白い - あしもとに水色宇宙
  • 青い花 第4話「青春は美わし」が面白い - あしもとに水色宇宙

    登校 「これからさ。待ち合わせて一緒に行こうか、学校」 前回、図書室で杉とキスをして、付き合うことになったふみ。 Aパートは、杉と朝一緒に登校することになり、その事に舞いあがりながら部屋で身支度をするふみを、軽妙な音楽と共にモンタージュシークエンスを使って見せていく所から始まります。駅へ向かうふみ。そこには、杉とあきらが待っていました。杉の事で頭がいっぱいなために、すっかりあきらと一緒に登校することを忘れていたふみ。あきらの事を忘れていた自分を悔いる。あきらと別れ、杉と登校するふみ。 ここで注目したいのは、あきらと一緒に登校することを決めたふみへの杉の態度。「あーちゃんはそんな子じゃありません」と言い放ったふみに対して、「仲良しグループから外れたら大変だ」と皮肉めいた言葉で返す杉。ここでは、「あーちゃんはそんな子じゃありません」と言われ、むくれる杉を短い間隔での3カットで表

    青い花 第4話「青春は美わし」が面白い - あしもとに水色宇宙
  • 青い花 第5話「嵐が丘 前編」が面白い - あしもとに水色宇宙

    短めにメモ。青い花 第5話「嵐が丘 前編」で気になったことをいくつか。急いで書いたので誤字脱字が多いかも・・。 視線を誘導させられることが多かった回。 構図 ・対象(人物)を中心に置かずにずらす。 杉がポスターを書いてくれた後輩と会話するシークエンス。画面左に杉、画面右に後輩の女の子を。二人を寄らせることによって、二人の会話してる感が強調されてるなぁ、なんて思ったり(図1)。 図1 「先輩を疑っているの」とあきらに打ち明けるふみ、「えっ」とあきらは少し驚く、その直後の二人を捉えたカット。それと、「気にしなくていいのよ」と井汲が言った後で、あきら井汲が星の王子さまを鑑賞しているカット。人物達が中心からずれているので、視線が自然と人物に注目してしまう。それに加え、どこか寂しげで印象的。 図2 ・強烈というか、いやでも注目してしまう井汲と杉のシーン。窓から入った光の中に井汲と杉がいるので

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  • もうそろそろアニメで突然やってくる女の子とか、幼なじみとか、やめませんか? - あしもとに水色宇宙

    アキカン! 1(特装版) [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2009/04/15メディア: DVD購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (26件) を見る 「アキカン!」第一話を見てそう思いましたよ、ホント。 なんなんだよ、この突然やってくる女の子と幼なじみの黄金パターンは。いつまでやり続けんだよ、マジで。もう、2009年だぞ。2030年とかになってもやり続ける気か。この設定をみんなそんなに求めているわけ? 僕は誰もそんなに求めているとはどうしても思えないんだけどな・・・。 1クールにこのパターンのアニメが2,3以上ある状況って一体どうなのよ。いい加減やめろとはそこまで言わないけどさぁ、年に2,3とかでいいと思うんだけど。 まぁこのパターンは昔からあって、突然やってくる女の子と幼なじみのパターンの金字塔と言えば「うる星やつら」があるし、映画小説

    もうそろそろアニメで突然やってくる女の子とか、幼なじみとか、やめませんか? - あしもとに水色宇宙
    nasuhiko
    nasuhiko 2009/01/06
  • アニオタが19〜24歳の非オタ女子に「懐かしい」と思わせるアニメ10本 - あしもとに水色宇宙

    先日、お盆でみんな地元に帰っているということなので、中学生時代の同窓会みたいなものがあった。 そこで、久しぶりに会ったアニメをまったく見ない非オタの女の子と子供の時に見たアニメの話で盛り上がった。その時、「懐かしい」と話題になったアニメがこちら。 『こどものおもちゃ』 こどものおもちゃ~小学生編~ DVDコレクション 出版社/メーカー: SME・ビジュアルワークス発売日: 2002/07/10メディア: DVD クリック: 23回この商品を含むブログ (11件) を見る ウルトラ リラックス アーティスト: 篠原ともえ,石野卓球,森若香織出版社/メーカー: キューンミュージック発売日: 1997/03/01メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る 篠原ともえさんの「ウルトラ・リラックス」は強烈だったなぁ。OPはいまだに頭にこびりついてる。ギャグもいっぱいだけ

    アニオタが19〜24歳の非オタ女子に「懐かしい」と思わせるアニメ10本 - あしもとに水色宇宙
    nasuhiko
    nasuhiko 2008/08/18
  • 対応 - あしもとに水色宇宙

    昨日、母と妹と僕の三人で「崖の上のポニョ」を見に行った。 妹の(大学)受験勉強の骨休めと買い物を兼ねて、映画館もある郊外の馬鹿でかいショッピングモールに足を運んだ。まぁ、田舎映画を見に行くとなったら郊外のショッピングモールとかにしか映画館というものは存在しないわけで、行く場所が必然的に決まっている。 母と妹はジブリアニメだけは大好きなので、それに便乗して、僕も運転手兼荷物持ちとして一緒に出かけた。 映画を見終わった後、母は料品と日常雑貨の買出しへ。妹は、服やなどの買い物へ。僕は妹の荷物持ちとして、妹と一緒に行動した。 妹が、次々と服を買っていく中、「よく、こんなに買うなぁ」などと結構な量の買い物袋を見ていたら、いつの間にか隣にいた妹が居なくなっていた。「あれっ?」と思って後ろを振り向いたら、ちょっと離れたところに、男性二人組みと話している妹がいた。 「一体、何やってんだ?」と思ったら

    対応 - あしもとに水色宇宙
    nasuhiko
    nasuhiko 2008/07/22
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