※コロナ禍前の話 ブラジルの古都サルバドールでもカーニバル(現地語:カルナバル)は行われる。 できるだけ露出が少ない写真を選んだらこうなった。 サルバドールのカーニバル(一場面)
近い未来に日本が戦争に直面する可能性はあるかもしれない。 そういう気持ちで毎日を過ごしている。 ひとたび有事となったなら、そのときの行為の規範は何だろう。 ある意味で参考になるのが、先の戦争での日本人の体験だろうか。 この本は、「米軍報告書」で述べられた日本人に対しての記載を紹介している。 丁寧に淡々と説明していることが好感を呼ぶ。 それにしても、有事の際には、私自身は二等兵として従軍し、殴られる日々を送ったことだろうと感じる。そして、米軍に【自殺】と揶揄させる【肉弾攻撃】により、命を落とすのだ。現代の会社でも、最前線に投入されているのだから、有事の際には、なおさらそうだ。 印象的なのは、このような記述である。 引用:後からみて愚かしげにみえる行為であっても、その当事者には当事者なりの論理や立場があるのだ。P.127 引用:ある組織とその行為に先入観に基づくレッテルを貼ることで見失われてし
※コロナ禍前の話 ペリリュー島にある碑の数々。 あの戦闘は何だったのか。 どんな意味があったのか。 亡くなった人たち。 傷ついた人たち。 元々住んでいた人たち。 島にある碑が、そういうことをいつまでも考えるきっかけとなる。 日本 顕彰碑 昭和64年2月と書かれているが(本当は平成元年) 事前に準備してしまい訂正出来なかったのだろう 米陸軍 第323歩兵連隊1944年 「ここで亡くなった人たちのことを私たちは忘れない」 米国太平洋司令艦隊 長官 「日本軍が如何に勇敢にそして愛国心を持って闘ったのか」 写真が不鮮明で、何度も見返したが (U.S.ではなく)やはりJapaneseと書かれている 米国 第1海兵師団の碑 Medal of Honor は「名誉勲章」 アメリカ軍で最高位の勲章だという
※コロナ禍前の話 1944年9月15日だから今から80年前のこと。 米軍がペリリュー島への上陸作戦を開始した・・・ 私は個人的に、歴史に興味があるので、わざわざこの島へ行ってみたことがある。 簡単には行くことができない場所で、 公共交通手段がなく、現地(パラオ:Palau)で探した旅行会社に頼んで、 小船で向かったのだった。(金額も高い) しかし、それは、未だに忘れることができない、衝撃的な旅だった。 海軍航空隊司令部?の建物 九五式軽戦車 初めて本格的な実戦に投入されたのが「ノモンハン事件」というから それなりの歴史がある軽戦車である 出入口扉は開けられ、砲塔は欠損している 銃眼部は残っている 戦闘機の残骸 零戦と思われる 「降着装置」(脚+車輪)が降ろされた状態 駐機中に破壊されたと想定
凄い。凄い本だ。 高野秀行さんの著作の中でも群を抜いている。 「崩壊国家」「失敗国家」ソマリアの中の、(事実上の)独立国家であるソマリランド。そのソマリランドをメインに取材した著作である。 「ソマリア」や、「ソマリランド」、そしてソマリア内の「事実上の独立地域」である(海賊国家)「プントランド」について、イメージがガラガラと崩れる。 こういう本を読んでしまうと、他の本が、チープに感じられてしまうという弊害があるが、抜群の面白さである。 そして、ユーモアを交えて、(複雑なソマリア情勢を)分かりやすく記述するその手腕は、極めて優れたものに感じられた。 後世まで残る作品であると確信した。 体が震えるほどの感激が得られながら、読み進めた本でもある。 楽天や、amazonのレビューを読んでも、好意的なものが多い。 リンク
バジルに陽が当たると、光り輝き美しい。 伸び放題だったバジルを整理した。 伸びすぎた葉っぱを切ったら、予想以上に多かった。 食べきれないので、乾燥バジルにした。 冬を越したバジル
タシュケント タシュケントには「ヤッカサライ墓地」があって、そこには、79名の日本人が眠っているとされる。 それは、太平洋戦争後、ソ連軍に連行され、ウズベキスタンに抑留された日本人兵士たちの墓である。 ウズベキスタンの「日本センター」にある資料を読んだところでは、それを指示したのは、スターリンで、関連する詳細な文書も残っているという。 つまり、ソ連によって、強制連行され、労働させられた日本人が、シベリアだけではなく、このウズベキスタンにも居たのだ。 「何らかの理由」により、この地で死亡した人たちの墓がタシュケントにはある。 ・・・市の中心から、南南東方向にバスは進み、車掌が教えてくれた場所で降りる。 少し歩くと、スロバキア大使館があり、その隣に博物館があるのだ。 しかし、その「日本人博物館」は、土曜日だったので閉館。見学は出来なかったのが、残念だ。 墓地の周りに、花屋があると思っていたが、
私の好みの本であると言える。 トルコ現代史を丁寧に、詳しく解説してくれる。 1923年のトルコ共和国建国以来の出来事を説明している。 トルコ共和国に留学経験もある著者の想いが詰まっているような本だ。 重厚で読み応えがあり、なかなか良い本だったという感想だ。 現代トルコの政治家と言えば、アタチェルク、エルドアンが知られていると思われる。 そして何度もあった軍事クーデターや、オザル首相など話題も多い。 オザル首相は忘れられない人もいるだろう。 イラン・イラク戦争時、イラクが民間機を含めた飛行機を撃墜すると発表し、イラン在住の外国人が脱出を始めた。 だが、日本人は、軍用機は勿論、民間のチャーター機も手配できなかった。そのときにトルコ航空機を派遣し、日本人を助けたのがオザル首相である。 トルコ人で初のノーベル賞受賞者である「オルハン・パムク」(2006年のノーベル文学賞)も忘れることができない。
通勤途中で、不可解な体験がある。 あまり「馴染みが無い騒音」を住宅街で遭遇するのだ。 音が出るところを探ってみると、エアコンの室外機である。 「通常の室外機」に比べて、音が煩い。 煩いだけではなく、不快な音なのである。 そのエアコンは、東アジア某国の製造メーカである。 自分の部屋の隣で、こんな音を出されたら、苦痛で眠られないだろから、まずは自分の部屋の隣ではなくよかったと思うべきなのだろう。これを購入した人は、おそらく値段の安さに惹かれたのだろうが、こういう製品を見ていると、あるメーカの製品を思い出す。 それは、東アジアの新興メーカで、私の部署に売り込みに来た製品である。 「試作品を渡すから評価してみて」 というのだが、その評価結果を見て驚く。 仕様が決まっているのだが、結果が悉く「仕様の一番悪い数値ギリギリ」なのである。 日本のメーカであれば、騒音の仕様xx~yydBと規定があれば、それ
最近読んだ「縄文」の本の中では、ダントツでよかった。 「全てを覆す」ような強烈さを持っている。 レヴィ=ストロースを思い出したのは私だけではあるまい。 九州南部や、全国の離島に居住していた「海民」 そして、北海道や北方領土、樺太に居住していた「アイヌ」 その人たちの文化、習慣、生活などから「縄文」の文化、習慣、生活を考察する。 「商品交換」、「贈与」など構造主義を連想させる記述が迸る。 著者は、アイヌ研究者でもあり、旭川のアイヌの「呪術師」的な話など、印象深い例が多く言及されている。 縄文時代の印象が、大きく覆される体験をした。 「進んでいるか、そうではないか」とか、「優れているか、そうではないか」とか、そういう価値観がガラガラと崩れていくような、衝撃を与えてくれるような書物だった。 ------------------- 引用:獣やサケは、たんなるモノではなく神の化身です。獣やサケという
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