(画像はイメージ) 働き方改革が進められる中、働く人それぞれに合った働き方の形が求められている。なかでも座席を固定しない「フリーアドレス」は目立った施策だ。しかし、社内で完全フリーアドレス制を敷くと、失敗に陥ることが多いという。 株式会社リンクアンドモチベーションの代表取締役会長 小笹芳央さんに、その理由や成功のポイントを聞いた。 完全フリーアドレスが必ず失敗する理由 (画像はイメージ) 小笹さんは、試験的に自社で完全フリーアドレス制を実施し失敗した経験があるという。 フリーアドレスとは、働く場所(アドレス)を自由(フリー)にする施策であり、つまり「社内のどこのデスクで仕事をしてもいいという働き方改革」である。 小笹さんは著書「モチベーション・ドリブン」の中で、かつて試験的に総務や経理、法務などが所属する管理本部でフリーアドレスをやってみたことがあったそうだが、組織が大混乱し、10日で中止