ガムや飲み物がないとき、午後の眠気をどう振り払う? 新年度が始まった。電車に乗るとわかるが、いろいろな行事で何かと多忙なのか、お疲れ気味の人が少なくない。加えて、春のポカポカ陽気で、特に午後になると強い眠気に襲われることがある。 頭の回転はスローになり、まぶたも下がり気味。飲物があれば、ひと口飲んで眠気を吹き飛ばすことも可能だが、そういうときに限って飲み物がない。しかも、ガムや清涼菓子を気軽に口に入れられる雰囲気ではなく、こっそり手の甲をつねっても、痛みよりも眠気が勝る。さて、こんな「午後の睡魔」に対し、道具を使わずに打ち勝つ方法があるのだろうか。 日本ブレインヘルス協会理事長でもある、古賀良彦・杏林大学医学部教授(精神神経科学教室)がアドバイスする。 「生体リズムには、眠くなる時間帯が昼も夜も2時~4時で、これを睡眠圧力といいます。午後の2時~4時の会議では、眠くなりやすいのです。このと
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