英イングランド東部イプスウィッチ(Ipswich)で、木々が生い茂る小路(2007年9月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/BEN STANSALL 【11月5日 AFP】英国で、セイヨウトネリコを枯死させる病害菌「Chalara fraxinea」の拡大が問題となっている。政府は2日、緊急対策委員会を招集した。 この菌は過去20年間にわたって欧州各地でセイヨウトネリコに壊滅的な被害をもたらしてきた。既にデンマークではトネリコ種の樹木の9割が死滅し、広範囲にわたって森林が消滅している。 英国では今年2月、保育園用の建築材として輸入されたセイヨウトネリコから初めてこの菌が見つかった。以来、必死の努力にもかかわらず、これまでにセイヨウトネリコおよそ10万本が死滅。前月には、イングランド東部の田園地帯の広域でもトネリコの木に菌が確認された。 英政府は前月29日、トネリコの木の輸入および国内での