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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/newsroom (2)

  • 重慶スキャンダルはどこまで広がる?

    発売中のNewsweek日版4月25日号のカバー特集は中国を揺るがす重慶スキャンダルについてリポートした『不安な中国』。誌北京支局長メリンダ・リウ、豪シドニー・モーニング・ヘラルド紙とエイジ紙の北京特派員ジョン・ガーノー、在米中国政治学者ミンシン・ペイという気鋭のチャイナウォッチャー3人が、今回の薄煕来失脚事件の背景や今後の展開を分析しています。特にガーノーの記事「温家宝の逆襲が物語る路線対立」は、30年間に及んだ温家宝首相と薄の確執を、温の「師匠」にあたる胡耀邦総書記の遺族の証言を基に再現しています。 今からちょうど6年前のことだ。同僚と2人で台湾に出張取材しているとき、当時のニューズウィーク台北特派員に現地の女性記者を紹介された。6年も前の酒の席の話で、ほかにどんな会話をしたかほとんど記憶にないのだが、それでも彼女から聞いた「留学先で薄一波の孫と会ったことがある」という言葉は今も

  • 変わる台湾、変わらない台湾

    「こいつ巻き舌だよ、ハハハ!」 大学のラグビー部の遠征試合で初めて台湾を訪れた1990年、中国語学習者だった筆者は、試合相手の台湾人から交流会でこんな風にからかわれた。中国語学習者は一般的にまず大陸で話される標準的中国語「普通話(プートンホア)」を教えられるが、普通話は巻き舌音を特徴とする北京方言の発音を基にしている。このため、外国人学習者は(かなり慣れない)巻き舌音を最初から仕込まれるケースが多いのだが、これが大まかにいって中国の南半分を占める「巻かない」人々の癪に障る。台湾も、少なくとも今から20年前は確実に「巻かない」地域だった。 06年、取材で16年ぶりに訪れた台湾で筆者は台湾人たちの変化に驚かされた。あれだけ巻き舌を毛嫌いしていた彼らの口から出る中国語が、微妙に巻いているように聞こえたからだ。もちろん生粋の北京人のように「ギュンギュン」に巻いているわけではないが、テレビのアナウン

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