神田三省堂で大月隆寛の新著(とはいえ2004年刊行)「全身民俗学者」を、相変わらずだなあ、と苦笑しながら立ち読みしてたら、後書きにはお家芸の暴露話。 同書は新曜社で刊行の企画が進められていたが、大月は同社刊行の小熊英二「民主と愛国」を読み、その内容に、ではなく、小熊本人の研究執筆姿勢に、大月毎度お馴染みの、福田和也にも宮台真司にも大塚英志にもどうしようもなく感じた「学者優等生バカ」的違和感、否、不快感を抱き、書評で率直真摯にそう書いた。 そしたら新曜社社長激怒。我が社のドル箱にして生命線にして歩く広告塔にして看板作家の小熊先生に、チンピラまがいの因縁付けてキズモノにするたあ何事だ! かくしてチンピラの久方振りの本格評論集は、流産したのでした。大月のほうが年齢もキャリアも上ですけど。 それ一部始終全部書いてます。 まったく、相変わらずだなあ、この人は。 本人の名誉のために書いておくが、もちろ